クロニクル
創刊サラエボで一発の銃声が鳴り、オーストリア=ハンガリーの帝位継承者が倒れた。ウィーンはセルビアへの報復を欲し、同盟と協商の鎖が各国を次々と引きずり込もうとしている。バルカンの火種が、ドイツ、ロシア、フランス、そして大英帝国を巻き込む総力戦へと転ぶかどうかは、まだ誰にも分からない。
the powers大英帝国: 七つの海にまたがる広大な版図を擁し、艦隊と金融の力で均衡を保とうとする帝国であり、四十万を超える兵と潤沢な国庫を持つが、大陸の争いへの深入りを望まない。
the powersドイツ帝国: 若く野心的な帝国で、八十万の大軍を背景に大陸の盟主たらんとし、ウィーンの後ろ盾として危機の行方を左右する。
the powersフランス共和国: 独仏国境の雪辱を胸に秘め、八十二万の兵力とロシアとの同盟を頼みに、再び塹壕の彼方を見据える共和国。
the powersロシア帝国: スラブの保護者を自任し、百四十万という桁外れの兵力を誇るが、国内の不安定さを抱えたまま動員令の是非に揺れる帝国。
the powersオーストリア=ハンガリー: 皇太子を暗殺され名誉の雪辱を求める多民族帝国で、セルビアへの最終通牒を用意しつつ、国内の亀裂という弱さも抱える。
the powersオスマン帝国: バルカン戦争の屈辱を忘れぬ衰退しつつある帝国で、三十万の兵を擁しながらドイツとの新たな結びつきに活路を探る。
the powersイタリア王国: 同盟の文言と自国の野心との間で揺れる王国で、三十万の兵力を持ちながらどちらの陣営につくかを計算し続けている。
the powersセルビア王国: 暗殺の疑惑を一身に浴びる小国ながら、ロシアの庇護を恃みに大帝国の最終通牒に屈しない構えを崩さない。
your standing大英帝国よ、貴国はフィジー、カナダ、ケニア、スーダン、バハマ、フォークランド、南アフリカ、レソト、ベリーズ、ガイアナをはじめとする四十余の領土を擁し、四億二千万の民、四百億ドルの富、四十一万の兵、そして七十の安定をもって世界に臨んでいる。大陸ではドイツとフランス、ロシアが同盟の鎖を引き締めつつあり、サラエボの銃声がどこまで波及するか、貴国の艦隊と金はまだその答えを握っていない。孤高の栄光ある孤立を貫くか、協商の盟約に重みを加えるか、その選択はまだ貴国の手の中にある。