クロニクル
創刊1936年1月、世界は不穏な均衡の中にある。イタリアはエチオピアで戦争を継続し、ドイツは再軍備を公然と進め、極東では日本が満洲国を通じて大陸への足場を固めつつある。火種はエチオピア戦線の行方、ラインラントを巡る独仏関係、そして中国大陸における日本の圧力という三点に集約されるが、いずれも開戦は定められていない。
the powers大日本帝国: 朝鮮・台湾を領し満洲国を通じて大陸に影響力を及ぼす日本は、円安と財政出動による景気回復を背景に陸海軍の拡張を進めているが、軍部と文官勢力の路線対立が外交の一貫性を脅かしている。
the powersドイツ国: ヒトラー政権下のドイツは徴兵制とルフトヴァッフェの存在を公然と誇示し、シャハトの統制経済で外貨と資源を振り向けながら36個師団計画を進めるが、ラインラントの非武装制限はなお効力を保つ。
the powersイタリア王国: ムッソリーニのイタリアはエリトリアとイタリア領ソマリランドを拠点にエチオピアへの侵攻を続け、国際連盟の制裁に直面しながらも航空機・砲兵・植民地軍を投入しているが、補給路の限界と北部戦線での反攻に苦しんでいる。
the powersイギリス: ボールドウィン挙国一致内閣の下、世界に展開する海軍と地中海への増派戦力を擁するイギリスは、国際連盟の制裁政策と帝国防衛の両立に苦慮し、ロンドン海軍軍縮会議でも日本との対立を抱えている。
the powersフランス共和国: ラヴァル政権下のフランスは徴兵軍とマジノ要塞線、広大な植民地軍を擁しつつ金本位制維持のための緊縮財政に苦しみ、ソ連との相互援助条約は調印済みながら未批准のまま実効性を欠いている。
the powersソビエト連邦: スターリン体制のソ連は第二次五カ年計画により重工業と航空機・戦車生産を拡大しつつあるが、鉄道輸送の制約と極東における日本との緊張、集団化の社会的代償を抱えている。
the powers中華民国: 南京国民政府は幣制改革により統一通貨を導入したばかりだが、華北の分離工作と共産党勢力、地方軍閥の存在により中央集権は未完であり、対日関係の処理が最大の課題となっている。
the powersアメリカ合衆国: ローズベルト政権下のアメリカは巨大な工業基盤と石油生産力を擁しながらも、中立法と議会の制約、小規模な常備軍により、国際紛争への関与を最小限に留めようとしている。
your standing貴国、大日本帝国は日本本土・朝鮮・台湾を領し、満洲国を通じて大陸に影響力を及ぼす地位にある。北には満洲国境を挟んでソ連が極東戦力を睨み、南では中国の幣制改革と華北情勢が外交上の選択を迫り、ロンドン海軍軍縮会議では英米との対等要求が焦点となっている。陸軍と海軍、そして文官政府それぞれが異なる優先順位を持つ中、貴国がいかに大陸政策と国際協調を調整するかは、まだ何も定まっていない。