日本
創刊1962年10月1日、世界は二つの核武装陣営のあいだで息を詰めている。ベルリンは壁で裂かれ、キューバ沖にはソ連の貨物船が謎めいた積荷を運び、東南アジアとヒマラヤではくすぶる火種が同時に燃え上がろうとしている。もっとも危険な火薬庫はカリブ海とベルリンであり、誤算ひとつが世界を巻き込みかねない。
the powersアメリカ合衆国: 1億8900万の人口と6000億ドルの経済力、280万の兵員を擁し、西側盟主として封じ込めとキューバ周辺の動きに神経を尖らせている。
the powersソビエト連邦: 2億2100万の民、2800億ドルの国力、360万の軍を背景に東側を率い、キューバへの密かな梃入れで戦略の均衡を崩そうとしている。
the powersイギリス: 世界に散らばる旧植民地網を抱えつつ、5400万の人口と1200億ドルの経済、45万の兵力で大西洋同盟の重しを担う。
the powersフランス: 4800万の民、1100億ドルの富、100万の兵を持ち、独自の核開発と旧植民地圏への影響力維持に腐心する。
the powers中国: ソ連との路線対立を深めつつ、インドとの国境緊張を抱え、独自の道を模索する巨大な人口国家として台頭しつつある。
the powersインド: 非同盟の旗を掲げながらも中国との国境紛争が迫り、独立後の国家建設と外交的中立の維持に苦心している。
the powersキューバ: 革命政権のもと、ソ連の支援を受け入れつつアメリカの目と鼻の先で危うい均衡を保つ小国。
the powers日本: 9500万の国民、1400億ドルの経済、23万の兵力を擁し、高い国内安定を誇る戦後復興の優等生として国際舞台への復帰を進めている。
your standing貴国、日本は列島のみを領有し、9500万の人口、1400億ドルの経済力、23万の兵、そして高い国内安定を基盤に戦後の再建から国際舞台への復帰を果たしつつある。アメリカの安全保障の傘の下にありながら、ソ連・中国という大陸の大国と至近距離で向き合い、朝鮮半島や東南アジアの不穏な空気も無縁ではない。経済発展を優先し同盟に寄り添うか、独自の外交路線を模索するか、その選択はまだ誰にも書かれていない。