クロニクル
創刊1812年6月、ナポレオンの大陸軍がニーメン川に集結し、ヨーロッパの命運を賭けた東征が始まろうとしている。スペインでは半島戦争が血を流し続け、海上ではイギリスの封鎖が大陸システムを締め上げ、大西洋の向こうではアメリカ合衆国が英国の海上臨検と通商妨害への堪忍袋の緒を切らしつつある。この一年、モスクワへの道とワシントンの宣戦布告こそが、世界の針路を決める二つの火種となろう。
the powersフランス帝国: フランスを中心にポーランド、ドイツ諸邦、イタリア、スペインまでを従え、兵員70万を数える未曾有の大陸軍を東方国境に集結させつつある皇帝ナポレオンの帝国。
the powersイギリス: カナダからインド、インドネシアまで版図を広げ、兵力40万と比類なき海軍力を背景に大陸封鎖に風穴を開けようとする海の覇者。
the powersロシア帝国: バルト海から黒海まで広がる広大な領土を守る60万の軍勢を擁し、対仏同盟の矢面に立たされつつも中立通商の再開で大陸システムに風穴を開けた帝国。
the powersオーストリア帝国: 25万の兵を擁しハプスブルクの栄光を背負いながらも、フランスの圧力に屈して対露遠征へ同盟を強いられた中欧の大国。
the powersオスマン帝国: バルカンから北アフリカ、中東にまたがる広大な版図と20万の兵力を持ちながら、ロシアとの長期戦の末ブカレストで講和を結んだばかりの帝国。
the powersスペイン帝国(カディス): アメリカ大陸に広大な植民地を抱えつつ本国はフランス軍の占領とゲリラ戦の泥沼に沈み、15万の兵力はあれど国内の統治は揺らいでいる亡命宮廷。
the powers清: モンゴルから台湾まで及ぶ東アジア随一の人口と経済力を誇り、80万という桁外れの兵力を擁するが東征の戦局には距離を置く大国。
the powersアメリカ合衆国: 独立よりまだ浅い若き共和国であり、770万の民と2万の兵を抱え、海上での英国の横暴への怒りが議会を戦争へと駆り立てつつある新興国家。
your standing貴国はアメリカ合衆国本土のみを領し、人口770万、国庫810万ドル規模の経済、常備兵2万という小勢を背景に、安定した内政基盤を保ちながらも、北にはイギリス領カナダが接し、海上では同じく英国の臨検と通商妨害が商船を苦しめている。貴国の前には、英国への宣戦という火中の道を選ぶか、あるいは中立を保ち通商と国力の充実を図るかという、まだ誰にも定まらぬ選択が横たわっている。}}