1914年 火薬庫

クロニクル

第0ターン · 1914年6月28日日曜日

創刊サラエヴォで大公が凶弾に倒れたその日、ヨーロッパの同盟網はまだ紙の上の約束に過ぎないが、ウィーンの怒りとベオグラードの反抗が触れ合えば、鉄道時刻表に刻まれた動員計画がそのまま戦争計画へと変わる。バルカンの火種はブルガリア、ギリシャ、ルーマニア、モンテネグロの思惑と絡み合い、露・独・仏・英という大国の盟約がこれを一地方の諍いでは終わらせぬ構造を作っている。

the powersセルビア王国: 人口450万、国家歳入4億9千万を擁し、兵45000を国境に張り付かせながら、サラエヴォの一発の銃声がもたらす報復を固唾を呑んで待つ小国である。

the powersオーストリア=ハンガリー: 人口5140万を擁しハンガリー、クロアチア、ボスニアなど七つの地を束ねる老いた帝国は、歳入88億、兵45万を背に、宮廷の喪に報いる懲罰を欲している。

the powersドイツ帝国: 本国に加えアフリカ・太平洋の属領を持つ新興の工業帝国は、歳入200億、兵80万を誇り、同盟ウィーンへの白紙の信任状を握る鍵を持つ。

the powersロシア帝国: 人口1億7500万、広大な版図とポーランドの前線を抱える帝国は、歳入190億、兵140万という欧州最大の兵力でスラブの盟友を見捨てぬと誓っている。

the powersフランス共和国: アフリカに広大な植民地網を持つ共和国は、歳入150億、兵82万を擁し、露西亜との盟約に従い独逸への旧い遺恨を忘れていない。

the powers大英帝国: 地球を覆う44の属領を持つ最大の帝国は、歳入400億、兵41万、そして海を支配する艦隊をもって、大陸の均衡が崩れることを何より恐れている。

the powersブルガリア: 人口480万、歳入5億6千万、兵6万を有するこの国はバルカン戦争の雪辱を期し、セルビアの隣で領土への野心を燻らせている。

the powersルーマニア: 人口750万、歳入11億、兵10万を備えるこの国はハンガリー領トランシルヴァニアへの眼差しを隠さぬまま、同盟の選択を注視している。

your standingセルビア王国よ、汝は北マケドニア、セルビア本土、コソボの三地を治め、人口450万、歳入4億9千万、兵45000、国内安定は48という足場に立つ。北にはハンガリーを擁する巨大なオーストリア=ハンガリーが報復を求めて国境に迫り、東にはブルガリアの野心、西にはモンテネグロという小さき盟友が控えている――露西亜の庇護を恃むか、ウィーンの要求に譲るか、その選択は汝の手の中にあるが、何が起こるかはまだ誰にも書かれていない。

セルビア王国の治世に記録された年代記. この号のすべての出来事は、シミュレーションによってその場で書かれました。
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