クロニクル
創刊2026年10月16日、世界は幾つもの火種を抱えたまま新たな一日を迎える——ウクライナとロシアの戦争、イランを巡る中東の緊張、台湾海峡の圧力、そしてスーダンやコンゴ東部の内戦が同時進行する。どの一つが全面的破局へ転ぶとも言えぬが、エネルギー、航路、同盟の綱引きが世界中の指導者の選択を縛っている。
the powersアメリカ合衆国: 世界最大の経済力27兆7000億ドルと133万の兵力を擁し、中東・東アジア双方に睨みを利かせながらウクライナ支援と対イラン圧力の均衡を模索する超大国。
the powersロシア: ウクライナ侵攻を続ける軍事大国で、エネルギー輸出への攻撃に対抗しつつ冬季に向けた消耗戦を続けている。
the powers中国: 台湾海峡周辺で軍用機・艦艇の活動を強め、経済力と軍事力を背景に地域秩序の再編を狙う東アジアの巨人。
the powersイラン: 最高指導者ハメネイ亡き後も戦時体制を維持し、ホルムズ海峡での海上圧力と対米対イスラエル戦争の継続で存在感を示す。
the powersカナダ: 人口4080万、GDP2兆2400億ドルを抱える安定した大国だが、アルバータ州の独立機運という内部分裂の可能性に直面している。
the powersイスラエル: ガザ停戦から一年を経てなお軍事作戦と人道危機の狭間に立ち、地域の火薬庫を抱え続ける当事国。
the powers南極: 人口も経済活動も持たぬ氷の大陸を治める稀有な統治体で、軍事力を持たぬまま世界の縁から情勢を見つめている。
your standing南極よ、汝が治めるのは人口ゼロ、経済ゼロ、軍事力ゼロの大陸——凍土の広がりが汝の領土であり、国境を接する隣国は存在せず、直接の圧力を加える勢力もまだ見当たらない。だが世界は汝の不在の中で動いており、資源、科学協定、将来の戦略的価値を巡る関心がいずれ氷上に及ぶ日が来るやもしれぬ——その時に備えるか、あるいは静かに眠り続けるか、選択は汝のものである。